スプリンター(4)
三人の義兄たちのクーデターにより、養父・豪太郎とともに、結城グループから追放されてしまった光。
一方、神野が申し込んでしまった体育大会に出場した光は、100メートル走で快勝する。
そして、しばらく離れ離れになっていた裕子と再会する。
コーチ・神野の強引な誘いに乗せられて、陸上短距離界にデビューした光。
東京選手権の100メートル予選で、10秒34の日本タイ記録の走りをみせて全国の注目を集める。
そんな光に挑戦するかのように、天才スプリンター・辰巳俊二が10秒23の日本新記録を樹立して…。
光の後援者である京極老人が急死してしまう。
遺産を相続した詩織との仲もこじれてしまい、光のニュータウン計画は大ピンチに陥ってしまった。
そして、迎えた日本選手権では辰巳に完敗してしまう。
しかし、光の胸の内では走ることへの熱い炎が…。
スティーブ・グラハムや詩織から得た巨大資本をバックに、ついに伊豆ニュータウンを完成させた光。
そして、その底知れぬ実力と人間的魅力で結城グループを統一し、新総帥となる。
一方、裕子と辰巳は日本陸上界のトップランナーとして、世界への挑戦をはじめていた。
日本の首領になった光だったが、その胸には『世界一速い男』への憧れが燃えていた。
そこで光は、義父・豪太郎を激怒させ、追放される形で結城グループから出ていく道を選んだ。
そして、実の両親への思慕も断ち切って、ついにスプリンター目指して駆け出した。
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