ヨリが跳ぶ(19)

橋口監督が日本全国から探し出した4人。
橋口の考えで、日本の無能な指導者の手垢がつく前にと、中学生の時点でブラジルの知人に託す。
17歳までそこで基礎を身につけさせた後、南米、ヨーロッパのクラブチームやプロリーグで実戦の力を磨かせた。
ヒロコを核にした世界最強のチーム橋口構想のための4人だ。
すべてはヒロコに勝つために。
ヒロコを超えるために。
いつも全力で真っ直ぐなヨリが跳ぶ!! バレーボールと出会って、今の私がある! 堂々完結!!「パーフェクト・ピンチ・フォローオフィス。
オレが所長のトーゴーだ。
太陽を東京湾に沈めてくれだって? OK。
明日からこの世は闇になる。
もっとも、仕事に見合うだけの金をあんたが出せればの話だが……。
」難問奇問の闇に光を照らす男、それが代打屋トーゴーだ。
殺人と営利誘拐以外ならなんでもOKの頼れる男だ。
だが、それは裏の顔。
東京区役所土木課の無能職員、昼行燈の吉本大介でもある。
この二面性がたまらない!『雨のニューオリンズ』という映画の中で、ナタリー・ウッドがロバート・レッドフォードにこう言うんだ。
「悲しい映画を観ると、もう一回観たくなる。
今度はハッピーエンドになるんじゃないかと思って……。
」映画のラストなら撮り直せば済むが、現実に起きてしまった一大事は、いまさら悔いても過去に戻すことはできない。
できないとあきらめて、悲しいラストにするか、オレに電話してハッピーエンドにするか、あんたならどっちにする。
大胆な発想と緻密なトリックで、難問を次々と解決していく代打屋トーゴー(表の顔はノラクラ吉本大介)。
そんなトーゴーに強敵現る! その名も「死の商人」スパイダーマン!! 謎の術を使う相手にトーゴーはどう立ち向かう!?続きはこちらから⇒ttp://www.ebookjapan.jp/shop/book.asp?sku=60013793